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筋膜リリース注射 ハイドロリリース

筋筋膜等痛症候群(myofascial pain syndrome: MPS)では、筋肉に硬いしこりやスパスムが存在し過敏な痛みを生じる。硬結付近に圧痛点がありトリガーポイントと呼ばれる。トリガーポイントで出現する痛みは、筋内にある痛覚線維の過敏化によるとされ、ヒスタミン、ブラジキニン、プロスタグランジン、セロトニンなどが誘因物質とされる。その誘因物質に対する感覚受容器は筋線維ではなく、筋膜や細動脈周囲、筋腱接合部に存在する。

以上を踏まえ、MPSの治療はトリガーポイントにおける出来上がった痛み構造を解除することにある。
トリガーポイント注射:トリガーポイントに局所麻酔薬を注入する。痛みの悪循環を不活性化させるとともに、局所の血流を改善し、筋緊張を和らげ、誘因物質の洗い出しなどを目的としている。
筋膜リリース注射:トリガーポイントにおける筋膜や筋膜間に薬液を注入し、誘因物質の洗い出しなどを行う。主にエコーガイド下に行われる。

相違点

トリガーポイント注射も針先の感覚で(エコーは使いませんが)筋膜に薬液注入をしているので、表層にある筋膜では筋膜リリース注射と内容的にはあまり変わりないと思います。しかしエコー画像での確認できないので、筋膜や筋膜間に的確な注入されているとは言えません。ただ、筋膜に必ず注入されないと効果がないかというと、そうとも言えず、筋肉内や脂肪組織内に注入された場合でも、質は違っても効果はあります。
エコー画像を見ながら行う筋膜リリース注射では、奥の方にあるトリガーポイントを確実に狙うことができる利点はあります。筋肉が2層、3層となっている部位で、深部層の筋膜にトリガーポイントが存在した場合、トリガーポイントブロックでは、その針先の感覚だけでは奥にある筋膜を触知することは難しく、筋膜間への注入は困難となります。

手技的には異なり、一瞬で終わるトリガーポイント注射と比べ、エコーガイドに行われる筋膜リリース注射では針先進入や薬液注入を確認しながら行われるので、多少実施に時間がかかります。画像で確認できるので適正注入としての確実性はありますが、時間がかかりそれにより気持ち悪くなるなどの訴え(長時間の緊張のため、迷走神経反射?)を起こすこともあり得ます。

両方とも受けた患者さんの評価でも、トリガー注射のほうが良かった、筋膜リリース注射のほうが長持ちしたなど、それぞれ好みがあるようです。

痛みのポイントから考えられる筋肉の種類

1.僧帽筋など

 

 

2.頭板状筋など

3.頭半棘筋など

4.肩甲挙筋など

 

 

5.小菱形筋など

6.大菱形筋など

7.棘上筋など

 

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